全て身に覚えのある痛みだろう?

見わたす限りに広がる明日に
溺れかけては呼吸をこがして
やっと手に入れたものは一体なんだった?
何でもなくてもちゃんと歌にしようぜ

そちらから見れば登り坂
こちらから見れば下り坂
分かち合う気なんてさらさらないし
今はまだ それぞれで傾いていようぜ

降り積もる雪の胸元に
しのばせてきたぼくらの旅が
この街の春をそっと汚すのさ
全て身に覚えのある痛みだろう?

どんなにくすんで映っているとしても
心配するなよ 変わったのはぼくの方さ
どんなにまぶしく映っているとしても
心配するなよ 変わったのはぼくの方さ

自転車のようで
実は二台の一輪車
またいつかこうして落ち合おう
ふらふらとおぼつかないままに

降り積もる雪の胸元に
しのばせてきたぼくらの旅が
この街の春をそっと汚すのさ
全て身に覚えのある痛みだろう?

全て身に覚えのある痛みだろう?
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