七色の花

雨の降る日は 寂(さみ)しくて
何故(なぜ)かあなたの 面影さがす
ひとり窓辺に 寄り添えば
熱い涙が こぼれます
雨を好んで 咲いてる花は
濡れて色増す あじさいの花

少し濃いめの 珈琲(コーヒー)を
いつもあなたが やさしく入れて
見つめ合っては ほほえんだ
遠い思い出 懐かしい
雨が頼りの 小さな花は
恋をおぼえて 白から赤へ

別れ誓った はずなのに
虹があなたの 笑顔に見える
これが女の 気性(さが)なのね
あんた会いたい もう一度
泣いてくれてる やさしい花は
明日(あす)を夢見る 七色の花
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