あの星の名は

ポケットの中 割れたドロップを
星の欠片に変えてくれた
約束してもいないのに また会えると思ってた

小さなバス停 錆ついたメッセージ
もう来ないバスを待ちながら
楽しげに踊っていたけど 本当は泣いてたんだね

きみがあの日ついた嘘が
僕らの居場所を照らした
叶うわけない幼い願い
弱いつよがりに変えて

古いトンネル 壊れた橋を越え
秘密の星の降る丘まで
立ち入り禁止の文字だけ 読めないふりして笑ってた

出会ってすぐに見せてくれた
クレヨンで描かれた地図には
どうして君の家(うち)はない?
なにも言えずに なにもできない そのまま…

みえるはずのない光が
僕らの未来を照らすよ
叶うわけない幼い夢を
強い約束に変えて

ねえきみがあの日ついた嘘なら
僕が真実(ほんとう)にするから
誰も知らない星の名前を
そっと 教えてあげるから いつでも
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