最后のうた

きのう恋したばかりのふたりを
悲しそうに 冷たい風のなかで
ふるえながら 命の火を燃やす

長い歴史の中で あまりに短い命
どうして わたしたちは
このように 生きているの
いろんな人の人生が 月日の流れの中に
いつか消えていった
名前さえも 忘れられてしまう

いくつも春を迎え
海が怒ったけれど 何も変っていない
泣いているような 星の光さえも

長い歴史の中で あまりに短い命
どうして わたしたちは
このように 生きているの
いろんな人の人生が 月日の流れの中に
いつか消えていった
名前さえも 忘れられてしまう
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