雨に眠る

君の髪が濡れたままで
冷たいほど愛しさは募る

逢いたくて逢いたくて今日まで
ずっとこの日を待ち続けた
愛することの他には何も
出来なくしてくれてもいい

雨の街に似合うように
君は衿を立てるだけでいい

どこまでもどこまでも歩いて
歩き疲れて眠る前に
今でも誰よりも君が好き
その一言だけ言わせて

“他の誰かを好きになっていいの”
君はもどかしさで僕を見つめる

その背中 その髪 細い肩
振り向けば動く唇
愛することの他には何も
出来なくしてくれてもいい

どこまでもどこまでも歩いて
歩き疲れて眠る前に
今でも誰よりも君が好き
その一言だけ言わせて
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