未送信のラブソング

明け方の部屋に散らかってる 潰された空き缶とぐちゃぐちゃの服
「まだ眠れるよ。」って笑っていた
吸いさしのタバコ 抜け殻のコンドーム

僕の名前を呼ぶ君がよかった
なんだか独り占めしてるみたいで

真夜中の線路沿い 帰り道ふざけ合って
もうすぐ終電が行っちゃうよ?

君の「嫌いになったことなんかないよ。」が
僕には「好きじゃない。」って聴こえたよ

送れなかった君への言葉 たった四文字の話なのに
下書きのまま僕の心に もう何百件も溜まっている

若かったあの頃 訳が分からなくて
間違ってばっかりいたよね

君と一緒にいる時間が一瞬で
永遠みたいで怖かった

話をしよう 飽きたら歌でも唄おう
「また明日。」「おやすみ。」

送れなかった君への言葉 電車の時間が迫っても
下書きのまま僕の心に 腐ってしまうその日まで

「じゃあね。」も言いもしないで
誰かの元へ去っていく君をただ見つめていた

だって僕には君を想うしか出来ない
君を想うしか出来ない
君を想うしか出来ないから

送れなかった君への言葉 たった四文字の話なのに
下書きのまま僕の心に もう何百件も溜まっている
送れなかった君への言葉…
下書きのまま僕の心に…

明け方の部屋に散らかってる
潰された空き缶とぐちゃぐちゃの服
「まだ眠れるよ。」って笑っていた
吸いさしのタバコ 抜け殻のコンドーム
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