夢慕情

遠く離れて 暮らす程
ふるさとが 近くなる
描いた夢を 追いかけて
ひとり佇む 道なかば
戻れない 今はまだ 夢慕情

まぶた閉じれば その裏に
見えてくる 山や川
あれから過ぎた 春や夏
何度巡って いったやら
忘れない いつまでも 夢慕情

旅のほとりの 草枕
思い出す 母の顔
抱かれた胸の ぬくもりは
今も心の 宝物
振りむけば 熱くなる 夢慕情
×