おまつり

(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)

なにもすることがなくて
なにもすることがなくて
おろしたてのバラ色のシャツきて
おまつりのある街へ
その街にはいつも おまつりがあるのさ

みんな輪になっておどる
みんな輪になっておどる
おれもおどろうとしたけど
誰かの足をふんづけて
しょうがなしにみんなの匂いを
かいでまわってたのさ

みんなで一つづつ 歌を唄うことになって
みんなはもちろん 彼女のことを歌ったのさ
おれの番がやってきて
あのこのことを唄おうとしたけど
文句を忘れてフシだけで唄ったのさ
そしたらみんなはおこって
おれの頭をなぐりつけたのさ

なにもすることがなくて
なにもすることがなくて
おろしたてのバラ色のシャツも
もうやぶれそう
やっぱりおまつりのある街へいくと
泣いてしまう
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