幻とダンス

ツインタワーが 霞んで来れば
あの夜が戻って 眠れない
パールピアスも 捨てられないさ
水銀のはがれた 鏡さえ

僕は 夢から夢へ
幻の君と 押し問答

離れない ため息が うつむいた 瞬間が
苦しめた分だけ 今
止まらない 傷つけた 言い訳を 探すため
君だけを 思い出す
それでも 愛と呼ぶのか

非常階段 かけ降りた君
客待ちのタクシー つれ去った

僕は運命なんて
信じちゃいないと 言いながら

離れない 靴音が 霧雨が降るたびに
耳の奥 聞こえて来る
止まらない 何故なのか 乱暴なふるまいが
君だけを 責めていた
それでも 愛してたのさ

離れない ため息が うつむいた 瞬間が
苦しめた分だけ 今
止まらない 傷つけた 言い訳を 探すため
君だけを 思い出す
それでも 愛と呼ぶのか
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