青で黒で透明な

「どうして心は寂しがるの?」
それはね
「心が弱さと向き合うキッカケ」だって
「負けたくないんだよ お前だけには」
鏡に映った強がりが僕に言う

「おかしいな 何処で間違ったっけ?」
「こんな予定じゃなかったんだ」って
現在(いま)を無駄遣いする

見た目以上に弱い僕はまだ
「大丈夫じゃない」が言えずに
君にあって僕に無い物をただ求めてるんだ
これしか無いと気付いたその三秒前を教えてよ
透明な僕に

仮面に隠れた自然な君は
見えない所で苦しんでいたんだろう?
躓くその「少し」で倒れそうで
いつだって怖くて目を塞いで
けど前に行くしか知る術が無いから

「わかんないよ」

塗り潰して黒になる
ふと見上げて青になる
そうやって変わってく、それでいいんだよ
たぶん、きっと
青で黒で透明な僕の拙い希望が今
此処で光る

仮面を外した自然な君は
優しい瞳をしていて

見た目以上に弱い僕はまだ
「大丈夫じゃない」が言えずに
君にあって僕に無い物をただ求めてたんだ
これしか無いと気付いたその三秒前を教えてよ
最低な僕に

躓くその「少し」で倒れそうで
いつだって怖くて目を塞いで
けど前に行くしか知る術は無いから
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