百目柿だらけ(サトウキビ畑より)

柿がたわわに 枝をしならせながら
7mは ありそうな感じの 秋の空につき出した やまぶきの 実が
たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ
高枝バサミが とどかない
キャタツを 運んで 上の2段目まで あまして
高枝 バサミなんとかとどいて 地面に落ちる重さで ヒビ入り 香る
たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ たわわ
かたっぱしから 落とす
200コは もいだね 中庭に運んだら
娘と カミさんがそれを見て 全部もいじゃった この人 汗だくの私に
誰が こんなに 食うの ですか そう言われりゃ そうだと
ザワワザワワ
心にも汗を ザワワ
調子に 乗っていた 面白半分でやっていた
季節を かんじているどころか 取りたいだけで気づけば
裸の木 見上げて
これは たぶん もしか したら よけいな 事を したの しかも
「半分以上は まだ渋いよ」と さとされて
なんだかとってもすみませんね 柿むきましょうか
むいてもダメですか? − かたづけましょう
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