路地裏のメビウスリング

「救いようもない男だ あいつなんてやめちまえ」って
言われれば言われるほどに 信じたくなって
路地裏のメビウスリングが 二人つなぎ止めているんだ
こんがらがった赤い糸 指切りしたね

君なしじゃ いられない なんて言葉は 自傷行為のようにクセになる

メリーゴーラウンドみたいに純粋で
ラブドールみたいに報われないなんて
冗談じゃない君のこと 誰もわかっちゃいない
キャットウォークしながら歩いてゆけ 零れそうな愛を忍ばせて
いつだって君だけが 僕の味方だった

世界征服をもくろむ 悪の秘密結社にだって
何か事情があるはずと 君は言うけど
改造人間にされたほうの身にもなってくれよって
動き続けるよ一晩中 暗い部屋で

英雄に あこがれて 家を出たのに
おっかさん 堕落した 僕を見ないで

アクションスターみたいに最強で 大胆不敵に笑うんですなんて
いい加減なことばっか 語ってないでさあ
たった一人の人間も 守れずになにがヒーローだい?なんて
人になら間単に 言ってやれんのに

言われなくたって こっちだって 頑張ってるんだって
やってやるって いつだって呟いて何度も ため息つくよ
もうだめだって いつの間にか寝ちゃって
目が覚めて君が横にいることを確認して
ほっと 胸をなで下ろしている 日々に別れ告げて 強くなろう
君が誇れるくらいに 誰の為じゃないさ プライド賭けて

メリーゴーラウンドみたいに純粋で
ラブドールみたいに報われないなんて
冗談じゃない君のこと 誰もわかっちゃいない
キャットウォークしながら歩いてゆけ 零れそうな愛を忍ばせて
いつだって君だけが 僕の味方だった
世界中で君だけが 僕の味方だった
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