虹を追いかけた虹を追いかけた

俺は虹を追いかけた
走っても走っても近づきやしない

フロントガラスに叩きつける雨が
ワイパーで弾き出される
30分位FM聞いてたら
いつの間にか晴れ間が見えていた

ふと右側見るとビルの上の方に
久しぶりにこの目で見た気がする完璧な虹が

なんだかガキに戻ったように
無性に真下まで行きたくなった
二つ先の大きな交差点で
気が付いたらウィンカー 右に出してた

対向車がバッシングしてくれたんで
右手を上げてハンドル切る
やっと正面に見えてきた
バカでかいアーケードのように

七色に輝く綺麗な虹を見て
まだまだ素直に綺麗だと思えるようだ

少しホッとしたのは確かで
なんだか胸がすっきりしたんだ
こんがらがってる毎日が
今ほぐれて行くゆっくりゆっくりと

道はずっと真直ぐじゃない
どんどんズレて行く
あきらめろと言うように
やっぱりくぐることはできないのか
いくら飛ばしたって離れて行くだけ

オレは虹を追いかけた
走っても走っても近づきやしない
オレは虹を追いかけた
走っても走っても近づきやしない
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