花くれないに命燃えて…

男と女の 出逢いがあれば
いつかは別離(わかれ)が ふたりを引き裂くの
これがこの世の 掟(おきて)なら
夕陽に映えて 風に舞う
花くれないに 命燃えて
あゝひとときの 愛に生きたい

苦しいこころの その裏側で
あなたを求める 女の情念(じょうねん)が
熱い想いで 身を燒くの
炎のような 山紅葉(やまもみじ)
花くれないに 命燃えて
あゝいつまでも 夢に酔いたい

遠くであなたを 慕って生きる
私は嫌です ふたりでいたいのよ
焦(こが)れ死にたい この胸の
願いを誰が 消せましょう
花くれないに 命燃えて
あゝ許されぬ 恋を恨むの
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