満洲行進曲

戦いやんで 陣営の
かがやきさえる 星の下
黄色い泥水 くみとって
かしぐ飯ごうに 立つ湯気の
ぬくみに探る はだ守り
故郷(ふるさと)いかにと 語り合う

遺髪の前に いまひらく
慰問袋の キャラメルを
ささげる心 君知るや
背嚢(はいのう)枕に よもすがら
ねむれぬ朝の 大ふぶき

東洋平和の ためなれば
我等がいのち 捨つるとも
なにか惜しまん 日本の
生命線は ここにあり
八千万の はらからと
ともに守らん 満洲を
×