紅蓮白蓮

消せない傷跡を隠し 私達は生きてる
束の間…業火も知らずに“紡ぐ命”と共に

笑顔に満ちた日々を待ち続け
やっと巡り会えた幸を 失いたくない守りたい
こんなにも ただひたすらに

「愛する人の命が もし奪われたなら?」
「燃えさかる炎の中 身を投げて 名を叫ぶ!」
陰我の悦び溢れ 歪んだ世界は
美しいベールを纏って あぁ幕を閉じて往(ゆ)く 夕闇の中

重ねた傷跡いつしか 滲む血に逆らえず
苦悩と傷みを忘れたい…そして闇、芽生えてく

でもこの世に“今日”と言う奇跡が訪れたのは
確かに闇を照らす光が在った
信じたい 超える強さを

邪(よこしま)な過去、誰もが幾度となく生きた
輪廻の環(わ)を歩む そうゴールなどないままに
だけど出会う優しさと愛は輝いて
包み込むベールはいつしか あぁ光に成って往(ゆ)く 心の中で

愛する人の命がもし奪われたなら
その名を刻み忘れない 次の“来世(よ)”で遭う日まで
苦悩も絶望さえも 選び来た魂
崇高な意思を思い出す 戦う敵は今…心の中に
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