笹船

思い出の流れる 川がある
あなたは笹舟に 乗ってった
私も連れてって どんなことでも
辛抱するからと そう言ったのに
橋の上 たそがれ 唇が
あなたの 口づけを恋しがる

私も笹舟で 流されて
あなたのいる場所で 行きたいの
このごろ眠れない 夜が淋しい
あなたの星をみて 涙ぐんでる
私を心から 追い出して
暮らせない あなたと 信じてる

もういちど逢ったなら あなたはきっと
私を抱きしめて くれる気がする
さよならで終わる 愛じゃない
あなたしか 私は 愛せない
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