17のまま

薄紫の霧に包まれ
月が消える 空の下
錆びたバイクのテールの欠けらを
みんなで探してた

失ったものは何より大きく
何にも変えられない
次の出会いを手に入れたとしても
決して同じじゃない

オイルの染み込んだアスファルトには
銀色のライトがやさしく揺れる

薄紫の霧に包まれ
月が消える 空の下
ガードレールに煙草をならべて
みんなで目を閉じた

焼きついた笑顔は 17のまま
こんな日も確かにパンクが聴こえる

薄紫の霧に包まれ
月が消える 空の下
少し眠たい目を擦りながら
思い出を話した
あれから少し 時が過ぎた今も
この胸に生きてる
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