忍びよる秋に

朝の眩しい 陽斜しを手でかくして
白いシャツ着た 素顔のあなたがいい
時を忘れて 愛した夏の光が
翳り行くこと あの頃は知らずに
淡い虹のように消えてゆく
引き裂かれた恋のぬくもり
今も捨てられず
夏が終わる頃 この恋も終わるよ
切ない想いを 胸に残して

陽焼けの跡が 残るあなたの背中に
くちづけしたのは 海辺の白いホテル
愛の言葉を 言いかけた僕の唇
指で押さえて 首を小さく振った
ああ揺れている あなたを忘れない
束の間のあれは幻
過ぎた夏の夢
忍びよる秋に あなたは何処にいるの
ちぎれる想いは 僕だけですか
枯葉に埋もれて この恋も終わるよ
切ない想いを 胸に残して
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