さよならを言いに

さよならを 言いに
朝もやの 中を走る
もぎたての 夢を手に抱いて
結ぶ言葉を 探す

ピアノ弾く 音が
部屋の中に 射し込んで
産まれたての 日差しを浴びて
歌う言葉に 変わる

いつの日か さよならを する
時が来る そう思ってた
だから今 胸の奥の
あなたと 出会った日を
そっと 手にとって ただ歌にしてみるの

さよならと 言って
昼までに 家に帰る
急ぎすぎて 心の中を
落とさないように 駆ける

いつの日か さよならを する
時が来る そう思ってた
だから今 胸の奥の
はじめて 出会った日を
そっと 手にとって ただ歌にしてみるの
そっと 手にとって ただ庭に植えとくの
きっと 来年は くちずさむでしょう
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