サマー・ムーン

夕暮れを彷徨う 旅人の眼差しで
見上げた空には 浮かぶ夏の月

記憶の海 漂う 忘れたふりをしてた
よりそう笑顔は 20才前の夏

いつも仲間とたわむれ 同じ店に集まった
そんな日常の中で 君と出会ったんだ

ねえ... 僕らが生まれたこの街は
光があふれて 変わり続ける

君が選んだシャツ 風を待つ波の色
微笑んだ君に そっとくちづけた

いつも隣にいて 僕だけを見ていて..と
幼い愛だね 今も痛む胸

君は夢を追いかけて 僕はそれが切なくて
細い腕 払いのけて 君を拒んだ夜

ねえ... 僕らが愛しあった場所から
見上げてた月は あの日のまま

綺麗なモノ追いかけて 見たいモノだけを見てた
あの日の愛のあとがき 今はもう蜃気楼..

ねえ... 君にも見えているだろうか
僕らが愛したヨコハマを

ねえ... 僕らが愛しあった季節は
永遠という フレームの中
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