哀愁の街

港・長崎 なつかしい
出島あたりの なじみの店は
今日も夜霧に つつまれて
ネオンまたたく 思案橋
行こかやめよか 思案にくれて
いつも銅座に 朝がくる
今でもあの子は ひとりでいるか
どこかで幸せ みつけたか
長崎は 長崎は 哀愁の街

赤いランタン 揺れていた
新地あたりの あの子の店に
今もボトルは あるだろか
ふたり歩いた 眼鏡橋
旅の男に 惚れたら負けと
抱いた肩先 ふるえてた
涙と雨とで こころも濡れる
思い出ほろ酔い 石畳
長崎は 長崎は 哀愁の街

今でもあの子は ひとりでいるか
どこかで幸せ みつけたか
長崎は 長崎は 哀愁の街
×