ファンファーレ

まだ寝ぼけた街は
やわらかな日差しに包まれて
桜色のホーム
あたたかな風が通り過ぎる

始発電車の中
手をふっているみんなの顔
焼きつけるように見つめるけど
涙 滲んでいく

大好きな人も 街も 大切な思い出も
置いて一人きり歩き出すことを決めたんだ

ファンファーレ 今鳴り響いた心のベルが
ファンファーレ 新しいあたしへの旅立ちのうた
真っ白な切符握りしめたら ほら
物語が始まる

降り積もった雪が溶けて 花たちが歌い出す頃
胸に秘めた夢は 抱えきれなくなっていた

大きなカバンに
揺るぎない決心をつめて
電車は動き出す
見たことない景色探して

ファンファーレ このメロディーを口ずさめば
ファンファーレ あたしは何度でも強くなれるの
そう言い聞かせて歩き出すよ
まだ足跡のない道

ファンファーレ 今鳴り響いた心のベルが
ファンファーレ 新しいあたしへの旅立のうた

ファンファーレ このメロディーを口ずさめば
ファンファーレ あたしは何度でも強くなれるの
真っ白な切符握りしめたらほら
物語が始まる
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