駅裏あかり

義理を通せば 肩が凝る
不義理を重ねりゃ うしろ指
委細承知で チラチラ 駅裏あかり
明日はどちらの 港宿

楽におなりと 酒が言う
楽にはなれない 意地っ張り
なにを好んで チラチラ 駅裏あかり
問わず語りが やる瀬ない

軒のネオンも くたびれて
ねぶたのねの字が 消えている
俺にゃ似合いの チラチラ 駅裏あかり
背中すぼめりゃ 風が吹く
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