愛のキャベツ

キャベツ畑に夕日が降る
キャベツより大きな夕日が降る
緑がオレンジ色のうた
土に沈んで見続ける

忘れない 忘れない 死んだら 忘れる

小さな苗を真っすぐに植え
まとわりついてく ぶ厚い空気
抵抗してゆけ すばらしい
ひらめきではなく 携える

生まれたまんまの姿で何処行く

あなたが死んで行くまで
私は生きているわ
それが愛の形さ
地球は周り続け

背中の寒い不安
それはどうでもいいの
キャベツが大好きなんだ
それより大好きなもの
スー スー スー
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