黄昏どき

ビル街の テラスでひとり
お茶を飲む 午後のひととき
胸をよぎるあなたの匂いが
やけに私をつらくさせる
理由もなく抱かれたけれど
もう恋は出来ない私
心も体も人形みたい
男の玩具にされてしまう

旅に出て きれいにしたい
あなたとの 愛のすべてを
ほほをつたわる涙のしずく
道にさびしくこぼれて行く
やるせない黄昏いろの
ビル街に灯がともり
恋人たちが家路を急ぐわ
私も寝ぐらに帰らなければ
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