大きな鳥

太陽や風に負けないで ずっとあなたにしがみつく
いつか飛ぶのに疲れたら 一緒に話し眠りましょう

照らされるアスファルト 灰色の空
白い服をまとった 私は雲のよう

道の両側残る 泥だらけ雪
大きな影は突然 そこからやってきた

自由に動く影を 目で追いながら
いつしか上を向いて 飛ぶあなたを見た

こちらを向いてと 音を立てたら
少し目が合い また飛んでいく

もしもあなたが一度でも この地に降りてきたならば
その細い足につかまろう 同じ景色を見ていこう

真横から光差し 町はこがね色
あなたを見る心は 赤く染まってた

まだ飛んでいかないで 置いていかないで
太陽が昇る方 向くのが怖かった

こちらを向いてと 音を立てたら
少し目が合い また飛んでいく

もしもあなたが一度でも この地に降りてきたならば
その細い足につかまろう 同じ景色を見ていこう

ゆれる羽の音と匂いとともに 降りてきました
おそるおそる足を握ったらすぐ 飛び立ちました

太陽や風に負けないで ずっとあなたにしがみつく
いつか飛ぶのに疲れたら 一緒に話し眠りましょう
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