三日月

冷たい月夜にぼんやり目覚めた
昨日の涙がじわりと蘇る
本当の気持ちを守り抜くことさえ
上手に出来なくて 人を傷つけた

あなたの仕種や好きだった声
よせては返す あなたの言葉

「僕らはこんなに 無力で幼い光を探していた」
もう返らない 見上げた三日月

乾いた唇 水を飲み干して
ため息まじりで 窓の側に座る

蒼く光る月 響きのように
空に流れて 今明けていく

「僕らはこんなに 無力で幼い光探して
壊れていった あの雲みたいに」

出逢いと別れを何度も重ねて愛の意味を知って
優しい人になりたい

もうすぐ朝焼け 私もこうして明日に向かって
思いで抱え 心で歌うの
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