そばにいるから

茜の空に あの日のおぼろ雲
さよならに背を向けて 泣いてた女(ひと)

あれから君は どこで暮らしてたの
遠回りしたけれど また逢えたよ

さみしさを抱いて 育てた気持ち
この空はきっと 見ててくれたんだよ
ごめんね 待たせたね
いつまでも いつまでも
そばにいるから

季節を継いで 咲かせる花もある
ひとりでは誰だって せつないもの

離れていても 忘れずにいたんだ
この腕にふと気づく その残り香

さみしさはいつも 形を変えて
僕たちをつなぐ 糸になったんだよ
ごめんね 待たせたね
いつまでも いつまでも
あゝ 二人で

幸せをずっと 信じた気持ち
この星もきっと 見ててくれたんだよ
ごめんね 待たせたね
いつまでも いつまでも
そばにいるから
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