Warm Snow

泳いでいた体の芯から
冬の川をくつろぐ一時

コンタクトレンズの三日月が出ている頃
白いサソリが月に染まり輝いてた
向こう岸まで 背に乗せて 連れて行ってよ
目を潤ませてる かぼそい声 泣き出しそう

暗く重い空が割れて 雪がこぼれ始めだす 肩をすくめてた

怯えた目の サソリを乗せて
君を信じ 涙を 信じて

暗く重い空が割れて 雪がこぼれはじめだす 肩をすくめてた
蒼い毒のハーモニカ 骨の中を奏でてゆく

沈んでゆく体の芯から 螺旋描き視界は堕ちゆく
サソリは見てる 頬杖を突いたまま
サソリは泣いた 白い夜に…
There is no warmth any more.
There is no blood any more.
There is no snow any more.
There is no love any more.
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