つばめが帰る頃

あかね雲行く 空の道
鳥は覚えて いるという
若い季節は 夢ばかり
愛がわからず 旅に出た
ああ つばめが 帰って来る頃さ
ほのかなやすらぎ おまえにみつけたよ

ふたり暮らした あの部屋の
鍵は失くさず あるという
そんなおまえの いじらしさ
胸にやさしく 灯をともす
ああ つばめが ひな鳥かばうよに
小さな幸せ おまえを守りたい

つらい思いを させたのに
なにも言わずに 許すのか
寒い都会を 飛びまわり
戻るふるさと 知らされた
ああ つばめが 帰って来る頃さ
この手に抱きしめ おまえを離さない
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