瓦礫の森

ずっと眠り続けて 瓦礫だらけの森の中
ずっと隠れ続けて 彷徨いながら森の中
繋ぎ合わせた錆びた三日月 空に戻ると 笑い始めた
ずっと誤魔化した感情が 砕かれて研ぎ澄まされる
求めてるのは外への扉 ここではないどこか
降り注ぐのは 白い記憶の欠片 夜に張り付く三日月の光
もう消していいよね 忘れていいよね ここは思い出がありすぎる

照らしだすのは後ろ姿 いつも離れて歩く背中
振り向かぬまま霞みだして また独り残される
降り注ぐのは白い記憶の欠片 夜に張り付く三日月の光
もう消していいよね 忘れていいよね ここは思い出がありすぎる
求めてるのは外への扉 ここではないどこか

繋ぎ合わせた錆びた三日月 照らし出すのは僅かな決意
瓦礫だらけの森をいま焼き尽くす 焼き尽くす

「そんな」「絶対」「有り得ない」なんて みんな大概他人事
だってみんな大体 独りごと唱えて逃げ出して
「そんな」「絶対」「ありえない」なんて みんな大概他人事
だってみんな大体 独りごと唱えて耐えている
戻らないように 誰もがギリギリの中で

思い出を振り払って 崩れ出した森を駆け抜ける
降り積もる白い記憶の欠片 掻き分けて進め
思い出を振り払って 崩れ出した森を駆け抜ける
錆びた三日月夜に融けて 新しい陽が昇る
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