君の名前の風が吹く

永い幻に誘(いざな)われたら
君の真実が始まる

悲しみだけ 歴史に刻み込まれた
影落とした 裏切りのあと
愛なき海 波の音さえ静かで
聞こえない 渡り鳥も夢 謳わずに

信じられるものは 戦いの中

傷がついてでも 傷をつけてでも
変えろ 運命の夜
誰かの願いで 壊れそうでも
次の扉をさぁ あけよう

頬かすめる 風に名前をつけたら

似てる季節 出逢う気がした
廻る世界 だけど2度と戻らない
今日の空に いつかの雲を 浮かべても

砂時計は同じ時を刻まない

痣(あざ)をつけてでも
痕(あと)をつけてでも
生きた証が欲しくて
誰かの拍子で 踊らされても
脈打つ鼓動の意味は変わらない

ページめくるたびに
色褪せてゆくはずの記憶が
輝き取り戻した
君の名前の風が吹いた

傷がついてでも 傷をつけてでも
越えろ 運命の夜
誰かの願いに ひび割れそうでも
新しい扉をさぁ あけよう

守れ その憧れ
感じて この奇跡に
さぁ
祈れ その憧れ
気付いて 今奇跡が響いてる
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