望郷屋台酒

お前もそろそろ年貢の納め時
酒がつぶやく路地裏屋台
あんないい娘をこれ以上
泣かせちゃいけない待たせられない
退職金でも前借りし
スーツなんかで格好よく
迎えに行きたい 遠い古里

あの娘は元気かなんだか気にかかる
酒にゆらめくやさしい笑顔
ずっと心に決めていた
二人でゆくゆく生きて行くのさ
借金なんかはしなくても
大きな土産をしのばせて
今すぐ行くから 俺の古里

あんないい娘をこれ以上
泣かせちゃいけない待たせられない
退職金でも前借りし
スーツなんかで格好よく
迎えに行きたい 遠い古里
×