Diva

五月の足音を 寄り添って二人 聞いてる
痩せ過ぎた君の背中 少しだけ熱を持った
温もりよ逃げないで 思い出よ逃げないで

情けない僕の顔も知らないで 優しく君が微笑む

僕より背の高い 君が紡ぎ出す幽かな声よ
幸せに馴れ過ぎて 気付かないこの世界に響いて
愛しいその声よ 僕が忘れぬように響いて

安らぎの風が吹いたら 迷う事無く 目を閉じる
君はいつでもここにいる 僕を護ってくれている

おぼろげな瞳も 癖のついた長い髪も
ひたむきな笑顔も 僕が忘れてしまわぬように
愛しいその声よ 僕が忘れぬように響いて

僕より背の高い 君が紡ぎ出す幽かな声よ
暗闇に包まれても 僕が迷わないように響いて
愛しいその声よ 僕が忘れぬように響いて

五月の足音を 今年も僕は聞いてる
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