瞬き

左手に見えたのは朽ちたセメント工場の塊
何故かこんな気持ちを歌ったら
体が軽くなるのを感じたんだよ

どうにかなるなんて無責任だと叱ってくれたあなたの横顔
少し思い出してるんです
どうしてもう少し近くに居れなかったのかなんて今更だけど
少し後悔してるんです

季節が変わりまた風邪でもひいて
嘘をついたり愛したり

凄い速さで過ぎてくテールランプ
追いかけたって絶対届かない
星がやけに瞬くこんな日は
何を目印にして歩けばいいの

なんとか誰かを頼りながらも生きているとか甘えた事を
口にしそうな僕なんです

雨降りの日もかんかん照りの日も
抱きしめたり手離したり

左手に見えたのは朽ちたセメント工場の塊
何故かこんな気持ちを歌ったら
体が軽くなるのを感じたんだよ
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