Swan Song's Story

いま、唇からもれた聞こえないほどの呪文
驚いたのは誰よりもそれを唱えたきみだろう

途ぎれるわかれの水際に魔法終わらせたくなくて
「わすれて」とあわてるきみを思わず抱きしめたのは

やさしさのなか愛しさがまざってぼくを泳がせた
帰りたくないふたり想いを込めて夏の星座へ

つなぐ手に通わせたこころの奥底は
せつなさを羽ばたかせことばをつのらせてる

さあ飛びたて白鳥よ夜空へ

ふれた手の約束をこころの奥底に
せつなさを散りばめた夜空を見つめてる

いつか飛びたつ白鳥のきみへ

忘れないさ
唱えた魔法が物語をうつしはじめたから
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