pray

一人眺む夕景 水面浮かぶボート
見渡す全て絵の中に 鳥達は、もう眠る

ねぇ、いつだってこの絵の中
ずっとここにおいてよ
言葉にしたくは無いけどね

また明日。届くようにさ
歌うよ 僕の歌 祈りとなれ おやすみ

羽根を休めたまま 鳥は飛ぶ事忘れないかな?
……は、無いか 神様、笑う

「忘れそうなのは、お前の方かも」だって
「傷痕は見えないが」だってさ
「飛び立つ季節ほらすぐそこだ」

また明日。聞こえないフリ
歌うから あと少し
ここにおいでよ もうちょっとだけ

(水映る背に 羽根を認めた)

静けさ似合いの幻想渡る空
夜明けに向かい揺らいでる朝焼けに
知る旅立ちのとき 深く深い
朱につつまれてくの 未来までも

さよならね もう一度だけ
歌うから 壊さぬ様に 汚さぬ様に
もうちょっとだけ

最後だけど 僕も歌も
描いたままでおいて
僕が帰る その時には
聞かせて おかえりって
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