花笠ノスタルジー

紅い花がうねり咲いたこの道
時は泡沫 踊り手が舞った染色月
あぁ
最上川を薫る風に重なる
花笠音頭が彩る夕暮れ 夏の願い

祭りの囃子に胸は焦がれて
菅笠に咲いた 呉の藍
まちを染めていく
その景色は 凛と漂うノスタルジー

浴衣姿 群舞の中 探して
君が少し大人に変わった気がしてた

変わらぬ祭りの囃子聴こえて
菅笠に咲いた 呉の藍
君を染めていく
その瞳は 僕の知らないノスタルジー

夏の願い

祭りの囃子に胸は焦がれて
花笠に触れて とおり過ぎていく
この風に願い込める
また君と会えるように
ひと夏のノスタルジー
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