望郷ひとり泣き(大陸篇)

諦め切れない 人なのか
諦めたくない 夢なのか
昨夜(ゆうべ)も泣いて 今夜も泣いて
泣いてわかった よりどころ
巫山(ウーシャン) 奉節(フォンチエ) 瞿塘峡(チュータンシア)
何で今さら ふるさとが
涸(か)れた心に しみて来る
責(せ)めてくれるな 望郷ひとり泣き

離れた心は 戻らない
離れた情けは 後を引く
酔ってもひとり 醒(さ)めてもひとり
ひとり見るのは 古い夢
長江(チャンジャン)下りの 汽笛さえ
聞けばみじめに なるばかり
捨てたつもりの はぐれどり
声を殺して 望郷ひとり泣き

巫山(ウーシャン) 奉節(フォンチエ) 瞿塘峡(チュータンシア)
何で今さら ふるさとが
涸(か)れた心に しみて来る
責(せ)めてくれるな 望郷ひとり泣き
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