泣けるほど

陽のあたる部屋を閉じて
はしゃいだ街やりすごし
乾いた唇かみしめて
抱えた膝に顔埋めた

届いた手紙読み出して
離れた心気付いたけど
ぬるんだ紅茶口にして
西日の部屋に灯をいれた

泣けるほどあなたを愛した訳じゃない
このまま眠るように

終わりゆく今日を閉じて
明日全てを話そう
時計が朝を呼ぶ様に
広がる闇を刻みだす

泣けるほどあなたを愛した訳じゃない
静かに眠るように

これから何処へ行くと決めてる訳じゃないけれど
あの頃交した言葉さえ遠くの海に消える

終わりゆく今日を閉じて
あの場所へ走り出す
月に光る河を見て
息を切らした橋の上

泣けるほどあなたを愛した訳じゃない
このまま眠るように

これから何処へ行くと決めてる訳じゃないけれど
あの頃交した言葉さえ遠くの海に消える
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