ミス・トパーズ

きみがいちばん輝いていたのは十四歳
次の年 男ができて 少しかげる
無邪気な同級生に嫉妬して
仕方なくアバズレのふりをする

きみがふたたび色づいていたのは十八歳
この町を出て行く時に なぜか光る
広場で別れの言葉 投げつけて
幸福(しあわせ)になるからと胸を張る

ミス・トパーズ もう ミセスかい
ミス・トパーズ もう ミセスかい
きみがほんとに笑った顔を
ぼくは一度も見たことがない
ミス・トパーズ もう ミセスかい
ミス・トパーズ もう ミセスかい

きみの噂が最悪の時代は十九歳
はたちまで生きないだろうとみんな話す
あまりにプライド高く 傷ついて
真夜中に酔いどれるようになる

きみの姿を遠くから見たのは二十二歳
いいクルマ転がしながら うんとすかす
とびきりいい女だと ツンとして
わがままなクラクション鳴らしてる

ミス・トパーズ もう ミセスかい
ミス・トパーズ もう ミセスかい
きみがほんとに笑った顔を
ぼくは一度も見たことがない
ミス・トバーズ もう ミセスかい
ミス・トパーズ もう ミセスかい
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