ユメ

ドアを開けると きみがいて
ぼくの好きだった きみがいて
ぼくの知らない 服を着た
ぼくの知らない きみだった

きみの目を見てたら 言いたかった言葉も
忘れて… 手を繋いだ

きみが残した ぬいぐるみ
きみのこと見て 笑ってる
きみは 少し大人に見える
ぼくは 少し子供みたいだ

「帰る場所ないなら ずっと一緒にいようよ」
聞こえないように 呟く

ぼくはぼくは 笑う
きみがいるなら あの日と変わらないなら
涙が出るのに 冷たくないから 夢なんだろう

ぼくはぼくは 歌う
きみがいるなら あの日と変わらないなら
息が苦しいのに これでさよならだ 夢なんだろう

朝が呼んでいる 夢なんだろう
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