恋女房

くらしの涙を 笑ってかくし
いいの男は わがままに
生きてほしいと 言うおまえ
すまないね すまないね
苦労をかけて すまないね
傍にめだたず いてくれる
俺にゃすぎた 女だよ

着物の一枚 ねだりもせずに
惚れた男に つくすのが
妻のつとめと 言うおまえ
あの頃は あの頃は
幼なじみの 夫婦雛(びな)
口にゃ出さぬが 心では
末は一緒と きめたいた

弱きになったら あんたの負けよ
男だったら さいごまで
意地をとおせと 言うおまえ
うれしいね うれしいね
今夜は一本 つけるわと
俺の気持ちを ひきたてる
俺にゃすぎた 女だよ
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