女房よ

男の魂(こころ)を 揺りおこす
たかだか五酌(ごしゃく)の ほろ酔い酒よ
時代のうねりと 云う奴に
生きてゆくのが つらい世と
愚痴ってみたって 泣きをみる
なぁ 女房(つま)よ…
こんな御時世 おまえが灯(あか)り

お銚子一本 お猪口酒
夫婦(めおと)の絆で 連れ添い生きりゃ
ささやか人生 夢もある
銭(ぜに)が敵(かたき)の この世でも
なめたらいかんぜ 心意気
なぁ 女房(つま)よ…
やがて命の 賭けどきくるさ

握った拳の 下ろし場所
無いならください わたしでよけりゃ
私はあなたの 女房(つま)ですと
零した涙を 忘れない
辛抱我慢が 板につき
なぁ 女房(つま)よ…
俺に染まった おまえが宝
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