友達のライン

どうしてだろう 今まで気付かずにいたのかな
キミをこんなに 好きだということ

好きな人できたって まっ先に言いにきた時
やったねと 心から喜んであげたはずなのに

この頃 アイツのこと 頬を染めながら
話すキミのことが イヤになる

どうしてだろう 素直に応援してやれない
イヤな男に なりたくないのに
いろんなこと話せる 友達のはずなのに
キミが遠くに いくのがつらくて

真夜中の相談で 泣きじゃくる受話器の向こう
かけつけた 公園のブランコで 座ってるキミを

見つけた時 判った キミをこんなにも
泣かせるアイツが 許せないよ

目をそらした 笑顔に残った 涙のあと
ボクじゃダメかな 思わずこぼれる
顔をあげて 何かを言いかけた その時に
キミの唇 そっとふさいだ

戸惑う小さな肩 強く抱きしめる
アイツなんかに 渡したくない

ざわめく風 電車が 木々をゆらして逃げる
きしむブランコ 小さくゆれてる
止まる時間 二人はもう元に戻れない
越えてしまった 友達のライン

どうしてだろう 今まで…

キミをこんなに…
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