幸せに見える女

唐紅に燃えてく
秋の気配に身を委ね……

ゆらり 足元にゆらり
恋が風に舞うよに落ちる
髪が肩にかかる切なさね
あなたの好きな色に染まる

白い指先 決めごとの指輪(プラチナ)
恋が進む度にときめきが色褪せてゆく
“贅沢よ”と女友達(ともだち)にひやかされた
幸せに見える女(ひと)ね

ふいに沈みこむ理由(わけ)を
言葉繕うよに探す
いつも傍にいたいその裏に
見えない胸(こころ)の影一つ

涙に濡れたあの頃の私を
想い返す度に戸惑いが押し寄せてくる
白い教会(チャペル)あなたの胸に抱かれて
幸せに見える女(ひと)ね

涙に濡れたあの頃の私を
想い返す度に戸惑いが押し寄せてくる
白い教会(チャペル)あなたの胸に抱かれて
幸せに見える女(ひと)ね
幸せに見える女(ひと)ね
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