dim

青白い光が差し込んだ 四月の始まり
信号を渡った所から 手を繋ぎ歩いた

口噤んで俯いてた 言えないことばかりで
わかってるけど 頭の中では
わがままになりたかった

あなたに会った日は いつもサヨナラを考えてた
何故かな 悲しい唄ばかり浮かんで 消えた
唇を噛んだ 意地悪な言葉 傷付けたい
そんなはずないのにさ 日々矛盾してく
知ってる、可愛くないよね

踏切越えたら 風に揺れた髪 同じ匂い
真っ青な空には見透かされてるようで怖いや

ありふれた言葉で救われる気がしてたの
ほんとは そう もっとホンモノで
心を埋めたかったけど

何度始めたって 頑張ってみたって
同じ場所で躓くおぼつかないピアノみたいに不安定
ねぇ、アタシを好き?って
うん、好きだよって そんな答えじゃなくて
背中の温度じゃ伝わらないんだ
目を見て 安心させてよ

あなたに会った日は いつもサヨナラを考えてた
何故かな 悲しい唄ばかり浮かんで 消えた
こうやって繰り返して 不満ばかり重ねて
次の春もふたりはこうして まだいられるかな
心配ないって言ってよ
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