いとしさは、

テイクウヒコウ 群青色の夜
びろうどの頬は粒子の河つたう

恋しくむせびかおり 泡沫に消えていく

愛しさは月を呑み込んで
すべらかに浮き世呑み込んで
愛しさは海を呑み込んで
たおやかに憂き世呑み込んで

煙りのように肌を覆うフィロソフィー
呼吸に添うように時に降る甘雨

切なくせまり積もり 香は立ち昇る

愛しさは月を呑み込んで
すべらかに浮き世呑み込んで
愛しさは海を呑み込んで
たおやかに憂き世呑み込んで
×