かもめ恋唄

運命(さだめ)に からむ糸が
ちぎれそうな 海鳴り
あれほど 求め合った
愛の名残りも 消えゆく
ひとり 旅行けば
寄せる この想い
飛べないくらい 心濡らした
罪なあなたを 恨まないから
潮風(かぜ)に焦がれる かもめ恋唄

たたずむ 北の岬
霧にけむる 面影
海原 かすめてゆく
遠い霧笛が 哀しい
迷い 振り向けば
胸に 沁みてくる
追えばなおさら 弱さ隠した
時のあやまち 恨みたくない
愛しさ募る かもめ恋唄

ひとり 旅行けば
寄せる この想
飛べないくらい 心濡らした
罪なあなたを 恨まないから
潮風(かぜ)に焦がれる かもめ恋唄
×